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旧井岡家住宅(いおかけじゅうたく)江戸時代中期 [日本民家園]

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 井岡家住宅は奈良市下高畑町にありました、江戸時代中期の奈良は興福寺を中心にその南北及び西方に広がり、下高畑町はその東南のはずれ近く、新薬師寺に向かう途中です。

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 建立年代は17世紀末頃と推定され、井岡家の家業は古くは油屋を営み、後に線香屋に転業したそうです。

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 井岡家住宅は奈良町屋の典型的な形式を備え、しかも現存する最古の部類に属するものであり、奈良町の町屋の発展を知るうえで貴重な存在です。

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神奈川県川崎市多摩区
小田急電鉄、向ケ丘遊園駅
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旧原家住宅(きゅうはらけじゅうたく)中原街道 [日本民家園]

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 原家は中原街道に面する小杉陣屋町に屋敷を構え、明治期には有数の豪農で、1911年に旧母屋を一新し新時代の生活に対応した間取りを持つ2階建 入母屋造瓦葺の近代的な母屋を新築、平成3年日本民家園に移築復原されます。

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 裏座敷は床の間のある書院座敷で、奥座敷の南東二面及び裏三室の北面に廻した入側縁の外面に明かり取りのための硝子戸を建てています。この硝子戸は国産の板硝子を用いた初期の例です。

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神奈川県川崎市多摩区
小田急電鉄、向ケ丘遊園駅
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日本民家園(にほんみんかえん)本館展示室 [日本民家園]

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 神奈川県川崎市多摩区の生田緑地にある日本の古民家を中心とした野外博物館で、東日本一帯で伝承されてきた民家、水車小屋などの建物および民具の保存がされています。

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 本館正門には展示室があり、日本民家の基本を学ぶことができます。建築の面から見て家の間取りやかたちについて、家の作り方についてや環境と家の関係についても紹介しています。

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神奈川県川崎市多摩区
小田急電鉄、向ケ丘遊園駅
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夏の始まり(ミンミンゼミの鳴き声) [季節(夏)]

 夏の風物詩として、ミンミンゼミの鳴き声は、ヒグラシと同様に日本のドラマ、アニメなどの効果音としても頻繁に使用されて、その生息分布は東日本太平洋側が中心で、我が家の網戸に顔を出しました。

ミンミンゼミの鳴き声をフォトムービーでお楽しみください



 ミンミンゼミの成虫は体長は33-36mmほどで、幅が狭い頭部と太くて短い腹部をもち、太く短い卵型の体型をしています。ただし翅が体に対して大きく、翅を含めるとアブラゼミとほぼ同じ大きさで、体色は胸部と腹部の境界付近が白いが他は黒地の地に水色や緑色の斑紋があり、日本産のセミとしては比較的鮮やかな体色をしています。

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グラジオラスは夏花壇を彩るポピュラーな花で、庭に咲き始めました横向きに整然と並んで次々に咲き上がる様子は壮大で、花壇の中でも特に目を引きます。
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神奈川県三浦郡
葉山町
JR横須賀線、逗子駅
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川崎市岡本太郎美術館(おかもとたろうびじゅつかん) [美術館]

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 1991年に岡本太郎(川崎市生まれ)所有の作品が川崎市に寄贈されたことに伴い、美術館建設計画が発足し、岡本没3年後の1999年に川崎市多摩区に岡本太郎美術館が開館しました。

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 1970年の大阪万博の為に制作された「太陽の塔」は、岡本太郎の傑作の一つで、そのフォルムがどのようにして成立したかについて考察する為には、岡本太郎による全ての造形作品の中にヒントがあるようで、「太陽の塔」のフォルムは、単なる思い付きで生まれたのではなく、それ以前の岡本の作品の中に思想と図像があったようで、名称が「太陽の塔」に決定されるまでの間、岡本はこの塔のことを、いくども生命の樹と言っていたようです。

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 カフェテリアTAROは、生田緑地の林を抜けて階段を上がった右手にカフェテリアがあり、緑を眺めながらのティータイムを楽しめます。

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神奈川県川崎市多摩区
小田急線向ヶ丘遊園駅
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羅漢寺(らかんじ)百寺巡礼 満願成就 [百寺巡礼(五木 寛之)]

四国・九州 第百番
石段をのぼりつづけて、満願成就
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 645年インドより訪日した法道(ほうどう)仙人が、この地に強い霊気を感じ、ここに1体の仏を残したのが羅漢寺の起源とされています。
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 仁王門は1751年に建立、室町幕府三代将軍 足利義満より贈られた扁額が残り、羅漢山の中腹に位置し岩壁に無数の洞窟があり、山門も本堂もその中に埋め込まれるように建築されています。
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 洞窟の中に3,700体以上の石仏が安置されて、中でも無漏窟(むろくつ)の五百羅漢は日本最古のもので、釈迦三尊像、五百羅漢像などの石仏群は国の重要文化財に指定されています。
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 禅海堂はリフト乗り場の近くにあり、青の洞門を掘削したという禅海和尚を偲ぶお堂で、堂内には、洞門を掘るのに使用した鎚や鑿、行脚に使用した金剛杖や、 托鉢に使用した鉢、 使用していた茶釜などの遺品が展示されています。
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撮影:2019.12.02


大分県中津市本耶馬渓町跡田
JR中津駅からバス
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神護寺(じんごじ)紅葉が見事なお寺 [百寺巡礼(五木 寛之)]

京都 第二十三番
二つの巨星が出会い、別れた舞台

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 京都市街の北西、愛宕山(924m)山系の高雄山の中腹に位置する山岳寺院で、紅葉の名所として知られています。清滝川に架かる高雄橋から長い参道を歩いた先の山中に金堂、多宝塔、大師堂などの堂宇が建ち、空海が東寺や高野山の経営に当たる前に一時住した寺で、最澄もここで法華経の講義をしたことがあるなど、日本仏教史上重要な寺院です。
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 清滝川畔から石段の参道を上りつめた先に建つ正門、両脇に二天像を安置し、毘沙門堂などと同様、1623年の建立とされています。
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 かわらけ投げは、この寺が発祥とされ、境内西の地蔵院前の広場から清滝川の谷(錦雲渓)に向けて「かわらけ」と呼ばれる素焼きの円盤を投げて厄除けとしています。
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撮影:2011.11.21

京都市右京区梅ヶ畑高雄町
JR京都駅からバス
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富貴寺(ふきじ)紅葉の大堂 [百寺巡礼(五木 寛之)]

四国・九州 第九十九番
自然のなかで育まれた仏教のかたち
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 富貴寺は、国東半島の他の多くの寺と同様、718年に仁聞の開創と伝えられています。仁聞はほとんど伝説のなかの人物で、確かな事績は不明ですが国東半島の六つの郷に28の寺院を開創し、6万9千体の仏像を造ったといわれています。
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 富貴寺大堂 (おおどう)は急な石段の上の斜面を削平した小高い土地に建ち、屋根は大棟のないピラミッド状で瓦葺きです。この堂の瓦葺きは、上方がすぼまり下方が開いた特殊な形の瓦を次々に差し込んでいくもので、行基葺きと呼ばれています。
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(写真はパンフフレットからお借りしました)
 本尊の阿弥陀如来像は970丈にも及ぶ一本の榧の巨木から、仁聞菩薩の手によって造られたと伝えられています。他にも大堂の周囲には僧侶が修行のときに使用したとされる、梵字が刻みつけられた仁聞石や鎌倉時代の笠塔婆、室町時代の国東塔等があり、かつての富貴寺の繁栄ぶりを偲ぶことができます。
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撮影:2019.12.02


大分県豊後高田市田染蕗
JR日豊本線、宇佐駅
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人吉別院(ひとよしべついん)隠れ念仏の歴史 [百寺巡礼(五木 寛之)]

四国・九州 第九十八番
命がけで守りつづけた「隠れ念仏」

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 鎌倉時代から明治時代まで、肥後国球磨地方を統治した相良藩は、代々にわたり真宗の教えを360年あまり禁じ、明治に入りようやく解禁となった浄土真宗解禁第一号のお寺になったのが「本願寺人吉別院」です。
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 この地の門徒たちは長い法難の時代を、密かに講を組織し、見張りを立てて聴聞にいそしむことで法義を護った。これは「隠れ念仏」と呼ばれ、相良氏に遅れて同じく真宗を禁じた島津氏の統治する隣藩、薩摩藩をはじめとし、南九州一帯にその苦難の歴史が残されています。
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 本堂内には厳しい禁制の中、一向宗の信者が使っていたまな板仏や傘仏を始めとする隠れ念仏の興味深い道具や資料が展示されており、当時の人々の信仰の強さを改めてひしひしと感じます。
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撮影:2019.12.03

熊本県人吉市七日町
JR肥薩線、人吉駅
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本妙寺(ほんみょうじ)加藤清正が眠る寺 [百寺巡礼(五木 寛之)]

四国・九州 第九十七番
加藤清正が眠る庶民信仰の寺

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 参道を進むと右手に本妙寺の大本堂(勅願道場)があり、そこから先には胸突雁木(むなつきがんぎ)と呼ばれる176段の急勾配の石段で、その中央に信者から寄進された多数の石灯籠が並んでいます。
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 かつては宿泊する参拝客も多かったというが、今は浄池廟の手前に古い旅籠が残っています。
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 浄池廟(じょうちびょう)は、1585年に、清正が父の菩提寺として大阪に建立したものを、肥後入国後、熊本城内に移し、清正の逝去後、さらに現在の中尾山中腹に移建されました。開創から約400年の歴史があり、加藤家代々の菩提寺で日蓮宗の名刹です。
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撮影:2019.12.03

熊本県熊本市西区花園
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