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お猿畠の大切岸(おさるばたけのおおきりぎし)鎌倉を城郭都市・鎌倉城と見なし、その外縁を守る説も [ぶらぶら散歩]

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 鎌倉市と逗子市の境をなす丘陵尾根の斜面に、約800メートルに渡って人工的に造られた断崖地形があり、国の史跡の名越切通の一部で鎌倉を城郭都市・鎌倉城と見なし、その外縁を守る説もあります。

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 鎌倉七口の1つである名越切通および、まんだら堂やぐら群の北東にあり「お猿畠」と言う地名は、日蓮が1260年襲撃された事件(松葉ヶ谷法難)の際、この地で3匹の白い猿に導かれて助かったという伝承に由来しています。

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 石切りが行われた時期ははっきりしていませんが、堆積している土砂の上層に、江戸時代1707年の富士山噴火による火山灰が含まれていることより、それより古い時代であることは確実で、14~15世紀の鎌倉では切石が盛んに行われ名越の山中で大規模に石切りが行われたのも、その頃が中心ではないかと考えられているそうです。

画像はフォトムービーでもお楽しみください・・・・


神奈川県逗子市
JR横須賀線、逗子駅

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