山手資料館(文明開化当時がしのばれる) [秋の横浜山手散歩]
元は現所在地に近い諏訪町で牧場を営んでいた中澤氏が、1909年に旧本牧上台57番地に建てた邸宅で、1977年に現在の地へ再移築されます。オレンジ色のフランス瓦が葺かれた半切妻の独特な屋根、ドイツ下見板張りの外壁、鎧戸などが特徴的で、妻飾りや破風には細かな装飾が施されています。
関東大震災、第二次世界大戦と度重なる災禍に見舞われた横浜にあっては、大変貴重な明治期の建築物で、現在は民間の資料館として利用され、館内にはチャールズ・ワーグマンのポンチ絵や、ジェラールの西洋瓦等、文明 開化当時をしのばせる展示品など、居留地だった頃から関東大震災までの横浜や山手に関する資料が展示されています。
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