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蚕影山祠堂(こかげさんしどう)/旧岩澤家住宅 [日本民家園]

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 蚕影山祠堂は、1863年の再興で川崎市麻生区の東光院境内にあったもので、養蚕神を祭った宮殿(くうでん)と、その覆堂(さやどう)から成っています。養蚕がすたれ東光院の住職や講の人たち全員の許可を取り民家園に移築されることになります。

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 宮殿の側面に 「金色姫伝説」 を表現した彫刻があり、金色姫は天竺(現在のインド)に生まれ、四度の大苦難ののち、馬鳴菩薩の化身として日本に養蚕を伝えたという。この彫刻は養蚕の起源を説くもので、四度の大苦難は、蚕の四回の休眠(食事をせず動かなくなる脱皮前の時期)を象徴しています。旧暦2月23日に祭りがあって、その期間、民家園ではこの祭りを再現する展示を行っているそうで、マユダンゴを持ち寄ってお堂の格子戸へ吊るしているようです。

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 岩澤家住宅の旧所在地は丹沢山塊東麓の山あいの地、神奈川県愛甲郡清川村煤ヶ谷で、相模川の支流・小鮎川の段丘上に立地し、名主も勤めた家柄という。

画像はフォトムービーでもお楽しみください・・・・


神奈川県川崎市多摩区

小田急電鉄、向ケ丘遊園駅

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