SSブログ

柴又帝釈天(しばまたたいしゃくてん)東京 [百寺巡礼(五木 寛之)]

関東・信州 第四十四番

 寅さんの街に佇む古刹


TIMGP0011_サイズ変更.jpg

 参道の両側には名物の草だんごや塩せんべいを売る店、老舗の川魚料理店などが軒を連ねています。入り口には二天門が建ち、正面に帝釈堂、右に祖師堂、その右手前に釈迦堂、本堂裏手に大客殿などが建つています。夏目漱石や松本清張の著作にも登場する川魚料理の料亭もあり、昔ながらの下町情緒あふれる一角は、映画「男はつらいよ」の世界が味わえます。

TIMGP6455_サイズ変更.JPG

TIMGP0006_サイズ変更.jpg

IMGP0062_2_サイズ変更.jpg

 二天門は1896年の建立で、屋根には唐破風と千鳥破風を付し、柱上の貫などには浮き彫りの装飾彫刻を施しています。

TIMGP0036_サイズ変更.jpg

TIMGP6589_サイズ変更.JPG

 彫刻ギャラリーは帝釈堂内殿の外部は全面が装飾彫刻で覆われ、中でも胴羽目板の法華経説話の浮き彫り10面が著名で、これは法華経に説かれる代表的な説話10話を選び視覚化したものです。1922年から1934年にかけて、加藤寅之助ら10人の彫刻師が1面ずつ分担制作し、この羽目板の上方には十二支と天人、下方には千羽鶴が表され、高欄(縁)より下の部分には花鳥および亀を浮き彫りで表しています。

画像はフォトムービーでもお楽しみください・・・・


撮影:2011.03.05

東京都葛飾区柴又
京成線、柴又駅

動作確認はWindows10/Internet Explorer11でしています。

nice!(200)  コメント(16) 
共通テーマ:旅行