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興福寺(こうふくじ)隠元禅師が住職とし滞在 [百寺巡礼(五木 寛之)]

四国・九州 第九十五番

隠元が来日してはじめて訪れた唐寺

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 隠元禅師はその名前から連想されるように、日本へインゲン豆を広めた人物で、他にもレンコン、たけのこ、スイカ、緑茶、ゴマ、ナス、もやし、印鑑、ダイニングテーブルなど、多くの中国文化を日本に紹介した優秀な僧で、日本の食文化に大きな影響を与えた人物です。


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 大雄宝殿(本堂)の堂内は煉瓦敷きで正面壇上に本尊釈迦如来、脇立は準提観音菩薩と地蔵王菩薩を祀っています。ほとんどが中国工匠による純粋の中国建築で、資材も中国より運送したもので、内装、外装ともに中国明清風をとりいれ、柱や梁には、人物、鳥獣、花が彫刻され、とくに、氷裂式組子の丸窓、アーチ型の黄檗天井、大棟上の瓢瓶などは珍しく、中国南方建築の代表作とされています。

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 鐘鼓楼寛は、1663年の市中大火のあと1691年に五代悦峰禅師が再興、建築様式は和風で、二階建て上階は梵鐘を吊り太鼓を置き、階下は禅堂となっています。

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画像はフォトムービーでもお楽しみください・・・・


撮影:2019.12.05

長崎県長崎市寺町
JR長崎駅
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