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富貴寺(ふきじ)紅葉の大堂 [百寺巡礼(五木 寛之)]

四国・九州 第九十九番
自然のなかで育まれた仏教のかたち
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 富貴寺は、国東半島の他の多くの寺と同様、718年に仁聞の開創と伝えられています。仁聞はほとんど伝説のなかの人物で、確かな事績は不明ですが国東半島の六つの郷に28の寺院を開創し、6万9千体の仏像を造ったといわれています。
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 富貴寺大堂 (おおどう)は急な石段の上の斜面を削平した小高い土地に建ち、屋根は大棟のないピラミッド状で瓦葺きです。この堂の瓦葺きは、上方がすぼまり下方が開いた特殊な形の瓦を次々に差し込んでいくもので、行基葺きと呼ばれています。
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(写真はパンフフレットからお借りしました)
 本尊の阿弥陀如来像は970丈にも及ぶ一本の榧の巨木から、仁聞菩薩の手によって造られたと伝えられています。他にも大堂の周囲には僧侶が修行のときに使用したとされる、梵字が刻みつけられた仁聞石や鎌倉時代の笠塔婆、室町時代の国東塔等があり、かつての富貴寺の繁栄ぶりを偲ぶことができます。
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画像はフォトムービーでもお楽しみください・・・

撮影:2019.12.02


大分県豊後高田市田染蕗
JR日豊本線、宇佐駅
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