SSブログ

大念仏寺(だいねんぶつじ)大阪 [百寺巡礼(五木 寛之)]

関西 第五十九番

衆生のもとへ歩み寄る本尊

IMGP0862_サイズ変更.JPG

 大念佛寺の開祖 良忍上人は、京都大原の来迎院・浄蓮華院を創建した方で、1117年阿弥陀如来から偈文(げもん)を授かり、融通念佛宗を創始しました。融通念佛宗の教えのひとつは、「一人の念仏が万人の念仏に通じ、自他の念仏が相互に融通して大きな力となる」というもの。これは、一人ひとりが個性を発揮して自分の力を尽くし、互いに個を生かし合うことで、調和のとれた世界を現出しようということであり、二十一世紀のキーワードである「共生」「共助」の考え方とも通じます。

IMG_010_サイズ変更.jpg

IMGP0848_サイズ変更.JPG

IMGP0830_サイズ変更.JPG

 五月一日から五日まで、多くの参詣者のもとで行われる「万部(まんぶ)おねり」は、大念佛寺の中で最大の伝統行事として知られています。僧侶たちが声明を唱え、雅楽が奏でる中、二十五菩薩を従えた阿弥陀仏のお迎えで極楽浄土へ往生するという、来迎図さながらのお練り供養が繰り広げられます。

TIMG_013_サイズ変更.jpg

画像はフォトムービーでもお楽しみください・・・・


撮影:2015.04.06

大阪府大阪市平野区平野
JR大和路線、平野駅

動作確認はWindows10/Microsoft Edgeでしています。


nice!(203)  コメント(12)