大山寺(だいせんじ)鳥取 [百寺巡礼(五木 寛之)]
山陽・山陰 第七十二番
霊山を仰ぎ、神仏を信仰する寺
本堂は天台宗の古刹で、大山寺の開創は西暦718年金蓮上人が地蔵菩薩をお祀りし、修験道場として開かれましたが、近世、封建時代には江戸幕府より3000余石寺領をゆるされ、別格本山としてその隆盛を極めました。現在の本堂は、1928年の火災で焼失したものを1951年に再建したものです。
大山寺阿弥陀堂(だいせんじあみだどう)は、大山寺に現存する寺院の中では最古の建築物で、平安初期に創建、藤原期に建立され、1529年に山津波で倒壊。その後1552年、現在の場所に再建されたといわれる室町末期の建造物です。本尊は、1131年に大仏師良円によって造営されたと言われる丈六(2.79メートル)の木造阿弥陀如来で、その両脇には観音と勢至の両菩薩も安置されています。
大神山神社奥宮は、大山寺から石畳の参道をあがったところにあり、社殿は全国最大級の壮大な権現造り。もともとは僧が修験のために大山に登り、その道場として簡単な遥拝所を設けるようになったのが始まりとされていますが、創建・開創は出雲風土記、延喜式などに記載あるものの不明とされています。
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撮影:20100924
鳥取県西伯郡大山町大山
JR米子駅
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