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鎌倉 浄智寺周辺のアジサイ [ぶらり鎌倉]

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 浄智寺 (じょうちじ)は、鎌倉市 山ノ内 にある 禅宗 の 寺院で、境内入り口にある湧き水は鎌倉十井のひとつ「甘露の井」で、裏山からは源氏山に抜けられるハイキングコースが有ります。

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 1281年鎌倉幕府第5代執権北条時頼の子宗政の菩提を弔うために建てられ、苔むした参道の階段の脇にはアジサイが植えられています。

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 現在の浄智寺は、総門・山門(鐘楼)・庫裏・仏殿(曇華殿)が残るのみで、山門は鐘楼を兼ねた珍しいもので、1340年の銅鐘がおかれているそうです。

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撮影 2022.06.02

神奈川県鎌倉市山ノ内
JR横須賀線、北鎌倉駅
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黄梅院(おうばいいん)とユキノシタの花 [ぶらり鎌倉]

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 足利尊氏の帰依を受け、五山文学に功績を残したことで有名な夢窓疎石(むそうそせき)の塔頭です、五山文学とは、鎌倉時代から江戸時代にかけて京都ご座ん、鎌倉五山の禅僧によって書かれた漢文詩など、夢窓疎石の塔頭だけに寄進も少なくなく経済的基盤を確立し、夢窓派の関東における拠点になりました。

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 ユキノシタは雪が積もっていてもその下に緑の葉を付ける生命力から名付けられたとされ、控えめな白い花を咲かせ、日陰で育つその姿は強くてしなやかな和の雰囲気を漂わせています。

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円覚寺 佛日庵・開基廊と白鹿洞(びゃくろくどう) [ぶらり鎌倉]

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 佛日庵は鎌倉時代に元寇の危機から日本を救った8代執権 北条時宗の廟所として建立され、9代執権北条貞時、14代執権北条高時も合葬されています。廟所には木造十一面観音坐像のほか、僧の姿をした時宗、貞時、高時の木造坐像もまつられています。

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 開基廟は佛日庵御霊屋とも呼ばれ、ご廟所の中には、北条時宗公、貞時公、高時公の各木像と、時宗公が禅の修業をしていたときに信仰していたと言われる十一面観音坐像が安置されているそうです。

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茶室 烟足軒(えんそくけん)は川端康成の「千羽鶴」や立原正秋の「やぶつばき」などの小説に登場する茶室で、中山佐市(なかやまさいち)邸より、昭和初期に移築されたものだそうです。

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 白鹿洞(びゃくろくどう)は、開基廊の向かいにあって、無学祖元の法話を聞くために山中から白鹿が出てきたという言い伝えがあり、山号の瑞鹿山は、めでたい鹿のお山という意味があるそうです。

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円覚寺 舎利殿(国宝)付近と如意庵(にょいあん) [ぶらり鎌倉]

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 舎利殿は、円覚寺塔頭の正続院の境内にあり、鎌倉で唯一国宝の建物に指定されています。創建当初の建物は1563年に焼失その後、太平寺の仏殿が移築され室町期の建造と言われる堂内には、鎌倉幕府3代将軍「源実朝」が宋の能仁寺から分骨した仏牙舎利が収められ、背後の開山堂には仏光国師像が安置されています。

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 如意庵(にょいあん)は、第三十六世無礙妙謙(むげみょうけん)の塔頭で、門の周辺の竹林の緑が綺麗です。

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選佛場(せんぶつじょう)と唐門・方丈 [ぶらり鎌倉]

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 座禅修行を通じて悟りに達した「仏」を選び出す場という意味で使われ、僧堂を兼ねた経堂として1699年に創建当時の七堂伽藍の僧堂のポジションに建立され、当初は大蔵経を収めた法輪宝蔵と呼ばれていたそうです。建物の奥には、薬師如来像と大慈大悲観音菩薩像が安置されています。

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 円覚寺唐門は方丈の前にあり、1839年の建立で彫り物がすばらしく、鎌倉の江戸末期の代表的なものとのことです。唐破風の懸魚には菊の花と葉、大瓶束の両側には亀に波、その上には雲形が彫られ、台輪と虹梁の間には鳥と松が見られ、龍に翼があります。

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 方丈は、本来は住職が居住する建物ですが、現在は各種法要の他、坐禅会や説教会、夏期講座等の講演会や秋の宝物風入など、多目的に使われています。

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 百観音霊場は当霊場の由来は、718年徳道上人が解説した西国三十三観音霊場と、観音振興に篤かった源頼朝が開いた板東三十三観音霊場と、その後にできた秩父三十四観音霊場の総称とされています。

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円覚寺 居士林(こじりん)とイワタバコの花 [ぶらり鎌倉]

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 居士(こじ)とは在家の禅の修行者のことで、白隠派の禅と唱えた今北洪川の影響で、明治時代に円覚寺では在家信者の居士禅が盛んになり、広く一般の人向けに坐禅会が催され、学生座禅会、土日座禅会と初心者でも参加できる坐禅会が定期的に開かれているそうです。

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 鎌倉らしいしっとりした清楚の花で、イワタバコの花を見ると、梅雨の季節だなと思います。

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 建物は牛込にあった柳生流の剣術の道場であったものを昭和3年に移築し、夢窓疎石の直弟子であった円覚寺56世曇芳周応(どんぽうしゅうおう)の塔頭で正式には済蔭庵(さいいんあん)といい、現在は禅道場「居士林」として在家の禅道場となってます。

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円覚寺 国宝の洪鐘(おおがね)と弁天堂 [ぶらり鎌倉]

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 関東一の大きさを誇る洪鐘(おおがね)と弁天堂は円覚寺南の高台にあり、長い石段の上にあります。洪鐘には細かい文字が施され、技法も洗練されていると評価され、国宝に指定されています。

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 梵鐘は、1301年に執権・北条貞時が鋳物師・物部国光に命じて鋳造した高さ約2.6mの梵鐘で、北条貞時が見た江ノ島弁財天の夢のお告げに従い造ったと伝わります。

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 上部に龍の透かし彫りの入った欄間、内陣の中央には石造蛇形の御神体、お前立ての位牌があり「洪鐘大弁才功徳尊天 」と書かれているそうです。

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円覚寺(仏殿)見上げると圧巻の白龍図 [ぶらり鎌倉]

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 仏殿内を見上げると圧巻の白龍図で、文化勲章受章者の前田青邨監修、守屋多々志揮毫作の三爪の龍図です。

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  円覚寺の仏殿(大光明宝殿)は、1923年の関東大震災で倒潰し、その40年後に再建され鎮座する巨大な本尊は宝冠釈迦如来(ほうかんしゃかにょらい)で、髪を頭上で大きく結び宝冠と胸飾りとつけた姿で、一般的に宝冠釈迦如来と呼ばれる姿で、脇侍は梵天と帝釈天です。

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 仏殿前には、柏槇(ビャクシン)の古木が植えられています。(市天然記念物)

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円覚寺(山門・三門)夏目漱石の「門」に描かれた山門 [ぶらり鎌倉]

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 現在の山門は、1783~1785年の間に、円覚寺中興開山として知られる第189世住持の大用国師(だいゆうこくし)誠拙周樗 (せいせつしゅうちょ)により再建されたものです。

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 門は禅寺における「七堂伽藍」を構成する建造物の一つで「三解脱門」の略で、「空」「無相」「無願」を指しますが、それらの境地を三次元空間に象徴的に表出させた物理的存在として位置付けられているそうです。正面に掲げられた扁額には「圓覺興聖禪寺」と書かれていますが、こちらは1308年頃の最初の山門再興の折に伏見上皇より賜った御宸筆の額草をもとに製作されたものです。

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 山門の軒は、放射状に垂木を配した禅宗様式の扇垂木で、楼上隅の組物は三手先となっています。楼上には、十一面観音、十二神将、十六羅漢像が安置されていますが、一般には公開されていません。

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円覚寺(えんがくじ)参道と白鷺池(びゃくろち) [ぶらり鎌倉]

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 円覚寺はJR横須賀線の北東側にあるというイメージが強いですが、実は県道21号線(旧・鎌倉街道)の南西側までが円覚寺の境内で、大本山円覚寺とある寺銘碑と五重石塔が総門正面の参道入口両脇に建っています。

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 1910年に県道21号線が開通し横断歩道付近が、関東大震災で倒壊した「北外門」があった場所で、参道の両脇が白鷺池(びゃくろち)となっています。白鷺池の名前の由来は、開山・無学祖元が鎌倉に来た際に、鶴岡八幡宮の八幡大神が白鷺となってこの池に舞い降りたとの説話によります。

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 石橋を渡って、1888年に境内を横切ることになったJR横須賀線の踏切を渡れば、総門前の石段下に出ます。山号は瑞鹿山(ずいろくさん)と白書された扁額は、数々の天災を免れてきたもので、15世紀に在位された後土御門天皇(ごつちみかどてんのう)の御宸筆とされています。

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